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2013年11月14日木曜日

教室ファシリテーション 10のアイテム

あなたは結婚式に参加したいですか?それともお葬式に参加したいですか?、といういささか不謹慎なたとえ話から始まる本があります。
実は、これは授業のたとえ話です。
結婚式は、たとえ義理で出席したとしても、円卓を囲んで談笑できます。一方で、お葬式はただじっとしていなければなりません。このお葬式が一斉授業だというのです。

筆者は自身の失敗体験をもとに、関わり合いの中から生徒が学ぶ手法について紹介していきます。

例えば、お互いの話をしっかり聴くペア・インタビューは、お互いが「聴いたら聴いてもらえる」という信頼関係を築き、かつ見知らぬ相手のことをよく知ることができる、知ってもらえるという点で、年度当初に適した活動であると言います。

また、ディスカッションのセッションでは、「決めることが優先され、そのプロセスがないがしろにされる」ことを避けるために、まずペアでディスカッションをするのが良い、と助言します。

また、参加者のネットワークを築きつつ、場の一体感を高める効果のある「ワールド・カフェ」というやり方も紹介されています。

新年度に担任をされる先生であれば、ちょっとやってみようかなというヒントの得られる一冊です。

http://www.amazon.co.jp/教室ファシリテーション-10のアイテム・100のステップ―授業への参加意欲が劇的に高まる110のメソッド-堀-裕嗣/dp/4761918845/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1364279925&sr=8-1

学級経営 10の原理

堀裕嗣「学級経営10の原理 100の原則」

冒頭の「非凡な教師は、平凡なことを徹底し、その上で非凡なことに取り組んでいる」
若手教師だけでなく、「若さで乗り切ることに限界を感じ始めている中堅教師に、生徒がわからなくなったと嘆いているベテラン教師に」も向けて書かれているということで期待して読み始めたのですが、「原理」というだけあって、あまり驚きはありませんでした。

おそらく、こうした「原理」を徹底して身体化し、どのような状況であっても対応できるようになることが必要なのであり、その対応の過程に、その先生の生きてきた過程、すなわち個性が発揮されるのだと思います。

原理はあくまで原理であり、原理を知ることや法則化することは理解を助けはしますが、マニュアル化とは異なります。
教育をサービスと捉えることには語弊が生じますが、生産と消費が同時に行われる産業形態をサービスと理解すれば、マニュアルを踏まえたうえで、瞬時に適した対応ができる能力が必要になるのでしょう。それは、マニュアルでは書ききれません。

しかし、その個々の対応が組織として一定の方向に向いていることも重要になります。それを束ねる価値観をクレド(信条)としてまとめたり、ビジョンを構築し共有する場を持ったりすることも必要になるのでしょう。

加えて、教育という営みであることを考えますと、その対応が将来的にどのような影響を及ぼすのかという見通しや、他の児童生徒にどのような影響を及ぼすのかという広い視野が必要とされます。そこに、「経験」の価値が生まれるのだと思いますが、この「経験」は「省察」という作業をもって、糠床を毎日こねるように日々「学び」につなげなければ使えないものなのでしょう。


より具体的な手法が知りたい、ということであれば、同じ著者による「教室ファシリテーション 10のアイテム 100のステップ」が参考になりそうですので、またご紹介できればと思います。

【学級をマネジメントする10の原理】
・一時一事
・全体指導
・具体作業
・定着確認
・具体描写
・時間指定
・即時対応
・素行評価
・一貫指導
・同一歩調

http://www.amazon.co.jp/学級経営10の原理・100の原則―困難な毎日を乗り切る110のメソッド-堀-裕嗣/dp/476191808X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1362620678&sr=8-1

生徒会コーチング

先週、生徒会を対象としたセッションの打ち合わせにある女子校に伺いました。
これは、関西でチームコーチングという手法を勉強されている方が、ボランティアで実施いただくというもので、通常は上場企業や大学職員、プロ野球チームなどで実施されています。

話を聞いていただいた先生は30代の先生で、来年に生徒部の部長になるということです。中高合わせて30人ほどの生徒会が活性化する上でとてもよさそうだということで前向きに検討いただきました。
最初に2日間のセッションを行い、「自分達に求められていることは何か」「生徒会のビジョンは何か」を話し合い、「現状はどうか」を確認することでモチベーションを高めます。
そのあと、1ヶ月ほどしてから進捗状況を確認し、またその後1ヶ月ほどして状況を確認し、チームとしての動きを作っていきます。

放課後補習でなかなか時間がとれないなど障害はありそうですが、学校として一つ上のステージに上がるためには必要となる取組だと思いますので、ぜひ実現いただければと思います。

大学授業がやってきた

桐光学園の本ですが、これは大学の先生が、しかも一流どころの、学校にやってきて行った講演を記録したものです。

たまたま学校に伺った際このお話になり、本を拝見したところその場で買い求めたもので、帰りの電車で興奮して読み進めました。最先端の研究をわかりやすく伝えられていて、そこに一流であることが感じられる本です。随所でその研究者が影響を受けた本や、その先生の書かれた本が紹介されており、おかげでアマゾンの出費がかさみました。

シリーズで5まででているのですが、個人的には最初の「大学授業がやってきた!知の冒険」が好きです。

単に大学の先生を呼ぶだけでなく、これを記録し、さらに一般書店に並べて学校の宣伝をしてしまうという一石三鳥の経営戦略にも脱帽です。

この手法は他の学校でも使えるかもしれません。一工夫加えるなら、講演録は生徒がグループになって分割して書き起こすとよいのかな、と思います。

http://www.amazon.co.jp/大学授業がやってきた-知の冒険-桐光学園特別授業-桐光学園/dp/4880652083/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1361414371&sr=1-1

保護者との関係

保護者を一緒に教育を行うパートナーとみるか、自分のやりたい教育を阻害するクレーマーとみるかで考えるべきことも代わってきますね。後者は教育をサービスと見る意識の副作用と言えるかもしれません。一緒に教育を行うパートナーを募集している、ということを伝えて理解を求めるプロセスが生徒募集活動なのかもしれません。

http://www.amazon.co.jp/月刊-ホームルーム-2009年-06月号-雑誌/dp/B0026IIXBM/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1358220284&sr=8-1

ホームルームづくり百科

「ホームルームづくり百科」(『月刊高校生』編集部・編1990)を少し読みました。
・クラス討議のしかた(p.90-)
・ホームルーム目標(p.96)
おもしろいのは、元国鉄職員の詩「便所掃除」(p.160)。
また機会があればご紹介したいですね。

「正直いって街で卒業生に出会うことが怖い。」という先生の話(p.218ー)は色々と考えさせられるテーマです。

「私のすすめるホームルームづくりのための5冊」(p.250-)は、合計25人が紹介しているので結構なボリュームですが、すべて読了してみたいものです。何人もの先生がそこで挙げていた
「学級集団づくり入門 第二版」(全生研常任委員会 明治図書) 現在の状況や文脈の中でどのようにその実践を継承し、発展するかを考えたいですね。

http://www.amazon.co.jp/ホームルームづくり百科-『月刊高校生』編集部/dp/4906277144

2011年5月6日金曜日

学習方法の参考のために東大受験関連のリンクを貼りました

進路指導プログラムは、
1.キャリアイメージから学ぶ意味づけをする
2.自分の関心とキャリアをマッチングして、今何をしないといけないかを知る
と、主に意欲付けと方向づけを行いますが、
具体的に目標実現に向けた計画とアクションも必要となります。
そのためには大学受験に成功する必要も生じてきます。

ということで、学習方法の参考のために、東大受験に関連するサイトやブログのうち、
比較的読みやすくて、学習方法に関する記事が多いものにリンクを貼りました。
右の欄の下の方に関連ブログを、ページの下の欄に関連リンクを掲載しています。